2009年04月16日
身近な都市秘境を歩こう講座2回目
4月15日(水)の標記講座は豊平橋近くのテーマで歩きました。まず36号線沿いの豊平橋の傍の中央区側にある「札幌開祖吉田茂八碑」を見ました。さらに、豊平橋を渡った豊平区側にある「札幌開祖志村鐡一碑」の見学です。碑に残る両者とも、豊平川に橋がなく、渡り舟で豊平川を行き来していた頃の渡し守でした。
豊平橋の近くに中央区の勤労青少年ホームのLet's中央の施設があり、その建物の中に遠友夜学校記念室があります。新渡戸稲造とメアリー夫人が始めた夜学校で、札幌農学校や北大の教官や学生達が、働く若者に教えていました。その夜学校に関する史料や写真が展示されています。貴重な史料もあり、教育におけるボランティア活動の原点を見ることができる施設ですが、認知度は高くないようで、ここを訪れる市民や観光客は多くはないのでは、と思われます。
千歳鶴のブランドで知られる日本清酒の工場の傍に販売所も兼ねた「酒ミュージアム」があり、工場とミュージアムを見学しました。実際の酒造りは冬季に行われて、現在は職人の居ない工場内の見学です。洗米、蒸米、麹つくり、もろみの発酵、熟成、もろみ絞り等の工程で利用される装置等を見学しました。
清酒造りの仕込みには豊平川の伏流水をくみ上げて用いています。その仕込み水が酒ミュージアムで試飲でき、参加者はどんな味の水か飲んでいました。
杜氏津村氏の驚くべき細かな文字で記録されて日誌などをみました。ビデオで清酒造りの知識を仕入れ、普段飲んでいる日本酒に関する認識を新たにすることができたはずです。
最後は売店での土産品の買物をして散会です。私は最近人気の甘酒キャンデーを一袋購入しました。
- by 秘境探検隊長
- at 03:14
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