2009年04月03日
簾舞通行屋-札幌簾舞郵便局
通行屋とは官営の旅館である。明治時代の前半、本願寺道路で札幌と定山渓の往来が盛んであった頃に重要な宿泊施設であったが、現在の国道36号線の元になった道路が開通してから定山渓経由で道南方面との往来が廃れ、交通屋の役目を終えている。その後は屋守の黒岩清五郎の住宅になっていて、現在は旧黒岩家住宅として保存され、無料で開放されている。屋内には通行屋の資料の他に、本願寺道路やかつて札幌と定山渓を結んでいた定山渓鉄道に関する資料等が展示されている。
交通屋 徒歩(かち)の記憶が 車道(くるまみち)
- by 秘境探検隊長
- at 18:13