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2009年07月11日

路面電車とロープウェイ-札幌南二十一条郵便局

 この郵便局の前を路面電車の線路が走っている。この電車の線路を西に行くと電車の車庫がある。ここを出発した電車が、一日の仕事を終えるとここに戻って来る。電車の整備が行なわれ、ささら電車のように雪の季節に活躍する電車が夏季に格納されている場所でもある。

 電車の車体は老朽化が進み、新車体に切り替えたいところであるけれど、その費用が膨大で市当局は踏み切れない状況にある。最近、市電の赤字解消に役立てようと、車体に宣伝を入れるのが増えてきている。電車の標準車体は緑色であるけれど、宣伝の彩色が目立つ車体の方が宣伝の無いものより数が多くなっているのではなかろうか。車庫の中にある電車も車体に宣伝が描かれているのが多い。

 風景印には電車の上にロープウェイのゴンドラの車体も描かれている。ロープウェイは藻岩山の山麓と山頂近くを結ぶもので、電車の車庫の近くにロープウェイの山麓駅がある。風景印にあるように、走っている電車からロープウェイのゴンドラが見える訳ではない。ロープウェイのゴンドラの車体はカラー模様があるけれど、宣伝が車体を埋めてはいない。

 昔の話になるけれど、四月一日の新聞(北海道新聞)に、市電とロープウェイを連結させる技術が開発され、電車がそのままロープウェイのゴンドラとして藻岩山の山頂まで運ばれるという、写真入りの記事が出た。これはエプリルフールの記事で、写真は勿論合成写真であったのだが、かなりの読者はこの記事を本当と思ったのではなかろうか。風景印のデザインを見て思い起こしている。

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宣伝を 体に背負い 車庫の中

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車庫前を 過ぎ行く車体 赤で決め

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