2009年08月19日
秋明菊
菊の名前がついているけれど、菊の仲間ではない。キンポウゲ科に属していて、アネモネの仲間だそうである。秋が近づくと菊の風体で咲くので、菊の名前がついている。この花は別称が多く、貴船菊、秋牡丹、秋芍薬という名前の他に、地方版名の越前菊、加賀菊、外国版名の唐菊、高麗菊、等々とあるから名前を売り歩いている花みたいである。淡い桃色の花びらに黄色の雄しべが、品の良い色の組み合わせになっている。蕾が次々と開いてくると、夏の終わりの宣言のようである。
名の多き 秋明菊は 菊もどき
蕾割れ 今年の夏も 分かれ行き
- by 秘境探検隊長
- at 06:55
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