2009年10月08日
都市秘境講座ー阿部邸
道新文化センターの「身近な都市秘境を歩いてみよう」の2009年秋の講座が始まった。現在の仕事は、と聞かれると、「都市秘境探検家」か「都市秘境作家」と答えているので、都市秘境探検家としては、道新文化センターの講座の講師は、現在の職業みたいなものである。
講座も今回で5回目で、受講生(継続生が多い)が居るので続いている。今回は、最初に偕楽園緑地、清華亭を回った。清華亭の中を見学しているところで撮った写真である。
今回のメインのテーマは、北大構内に接してある、阿部邸の見学である。阿部邸の当主の阿部わか子さんが、由緒あるこの家とその祖先について詳しく解説してくれた。阿部邸の玄関を入ったところで説明する阿部わか子さんである。
応接室で、この家の由来等について、古い写真で説明していただいた。この邸宅は、木造の古い家が無くなっていく状況で、文化財の指定を受けてもよいものであると感じた。
拓北で藍の栽培と生産を行った滝本五郎(阿部五郎)が興した「興産社」の貴重は写真が披露され、阿部家が札幌開拓に深く関わった点に話が及んだ。テーブルの上にあるのは、市民グループが復活させた藍染の作品である。
阿部家当主の二代目に当たる阿部宇之八氏は「北海道新聞」のルーツ紙の一つ「北海新聞」の創刊に関わって、札幌区長(今の市長)を勤めている。市庁舎に阿部氏の肖像画が飾ってある。北海道新聞の社長を務めていた阿部氏の葬儀のビデオも見せていただいて、古い札幌の街並みを動画で見ることができた。
- by 秘境探検隊長
- at 01:00
comments
お元気ですか
はて、どこのikeda osamuさんでしたか。