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2009年11月19日

秘境探索講座7回目

 この講座ももう7回目である。今回(11月18日)は地下鉄南北線の北24条駅集合で、ここから歩く。旧札幌飛行場の正門跡と坂坦道の「風雪」碑を見学する。確か、この辺りに坂のアトリエがあったと聞いていたけれど、坂の苗字の家もない。坂の娘さんが陶芸家と聞いていたので、「風雪」碑の近くに陶芸教室があるので、あるいはそれなのかなどと話をしていると、件の家から人が顔を出す。

 話してみると、これが坂家の加藤和何子さんである。アポイント無しだったのだけれど、陶芸教室の「陶工房 空」の中を見せてもらった。陶芸の作品の小物が売られていて、皆さんまたまた買い物モードに入る。つられて当方も一輪差を買い求める。

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 かつて、この家のアトリエには坂の作品が保管されていたのが、坂の石川県の郷里の町に寄贈されてしまって、現在は作品は何も残っていない。唯一、残っているものとして見せてもらったものが、羊ヶ丘のクラーク像の制作過程での、手の部分の石膏の型を樹脂で固めたものである。新聞紙にくるめられていた。

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 次に北大第二農場の一画にある北大馬術部に寄ってみる。部員は誰もいなくて、馬だけが厩舎から顔を出していた。馬場近くに擦文文化に関わる竪穴式住居の遺跡がある。

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 さらに歩いて、札幌工業高校の同窓会の会館、札工会館を見学する。歴代の同校の校長の油絵が並んでいる部屋で、同校の歴史などについての説明を聞く。

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 札工会館には、同校のOBの西田信一元衆議院議員の資料室がある。同氏は札幌冬季オリンピック大会では担当国務大臣を務めている。

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 札工会館からは、エルムトンネルの上を通り、遠友学舎を見て、ここで散会となる。雪もぱらついて、寒い午前中の散策であった。

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