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2009年12月03日

寺巡り

 都市秘境散策講座の9回目(12月2日)はススキノのお寺巡りである。まず、新善光寺から開始で、浄土宗のこの寺の境内にある、天然石菩薩像を見る。境内には石庭もあり、このお寺の境内は石が売りのようである。

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 本堂や阿弥陀像を見せてもらう。阿弥陀像は平安時代の作といわれていて、仏師の名前がわかれば、国の重要文化財として登録できる代物である。三面六脾の阿修羅像や骨仏けの像も見学する。

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 続いて、曹洞宗の中央寺の本堂を見学する。立派な本堂である。このお寺の山門には仁王像が安置されている。
 中央寺から真言宗の成田山新栄寺に行く。愛染(あいぜん)明王の像や大師堂を見る。この大師堂は、北海道八十八か所の九番目札所である。札所の大師堂前で記念撮影である。写真を撮っているのは筆者であるので、写真には写っていない。

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 新栄寺の地下の光明殿には、四国八十八か所を擬した周り通路があり、蓮の花の踏み円を踏んで、八十八か所巡りである。光明殿の中央には、極楽を模して仏像の集めて安置した蓮の台が置かれている。

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 お寺巡りの最後は豊川稲荷札幌別院である。ここは曹洞宗玉宝禅寺というお寺なのだが、お稲荷さんを祀ってあって、寺というより神社である。奉納されていたお神酒にはご神前と書かれていたので、これは神社である。でもお寺である点がよくわからない。本堂の天井には円が描かれていて、中に干支の動物がいる。

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 天井全体の図があるけれど、円は11個しかない。干支のうちどれが欠けているか、参加者に問題をだす。全員でしばらく見ていて、馬との答えが返ってくる。筆者も最初に見た時は馬が居ないことに気がついた。しかし、干支の天井絵を紹介していて、馬だけが居ないのは、それでよいのだろうか。で、この問題の正解は別のところにあって、最終的には参加者もそれに気がついた。これは面白いことを見つけたと思っている。

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