2010年02月14日
雪の中の美唄駅
美唄はアイヌ語で「ピパ(貝)の多い沼」に由来する。美唄駅には二人の芸術家の作品がある。一人は、1908(明治41)年札幌から釧路に向かう時、この駅を通り過ごした石川啄木で、次の歌を残している。「石狩の美国といえる停車場の 柵に乾してありし 赤き布片(きれ)かな」この歌はプラットホームや駅舎前の歌碑で目にする。もう一人は、1945年に美唄に生まれた彫刻家安田侃である。「生棒」と題された安田の彫刻が、駅のプラットホームにあり、通過する列車を見ている。
ピパの駅 赤い布片(きれ)無く 雪世界
生棒(せいぼう)を 過ぎる列車の 美唄駅
- by 秘境探検隊長
- at 14:42
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