2010年03月09日
教えることは学ぶこと
何かを学ぼうとすれば、先生について、というのが普通のやり方。これで上手くゆくとよいのだが、上手く行かない場合もあるだろう。そこで矛盾するようだけれど、何かを学びたいと思えば、最初から、その学びの対象の先生の立場に立つようするのがよい。何せ先生は生徒の何倍も勉強しなければならないから、先生である立場と、生徒の立場では、進歩の度合いがえらく違う。
教える事も持ち合わせていないのに、教えるなんて、というのももっともである。物事によっては何年も師の真似せねばならない場合もあろう。しかし、研究とか物事を創り出していく作業は、元々先生がいない状況に置かれている場合が多い。そのような状況では、何かすることが即他人に教えるてもよい状況をつくり出す場合もある。
何かをする時に先生を求めたり、教科書に頼ったりする例を普通に見るけれど、これは最初から生徒になって学ぼうとする極めてノーマルなやり方である。真面目な人ほどこのノーマルなやり方をしている。
あまり真面目でない当方は、教えることの蓄積もないのに、文化センターの講座の講師をしている。講師なのだが、これまで学び取ったものをベースに教えている訳でもなく、生徒が最初から先生役になっている。しかし、先生役なので、生徒(かえってこちらの方に先生役になってもよい人がいる)よりは勉強する。
とまあこんな状況で、4月からの講座(もし生徒が集まればの話ではあるけれど)の下調べをしている。訪ねてみたい史跡がバーの中にあって、その店の名前は、とみているとBAR COMとなっている。店のガラス窓にアットマーク@のaがbになったものが描かれている。BARとアドレスのドットCOMからの洒落なのだろう。こういうのを発見(というほどのことでもないけれど)しては、話のネタにするのである。この店の中に何の史跡があるかといえば、写真に写っているように、店の名前の頭に赤い星マークがあって、これに関係している。
- by 秘境探検隊長
- at 20:10
comments
見つけました。見つけました。
ストーブ球体とともに…。
NANMOSAストーブを見つけましたか。狸小路に、同じ彫刻家の球体の狸がいますので、狸小路を歩く機会があれば探すのも面白いですよ。