2010年05月12日
北海道工業大学見学
都市秘境散策の講座は5月12日で5回目で、この回は軽川の桜堤と北海道工業大学見学でした。JR手稲駅に集合です。天気は生憎の小雨模様で、駅前の景色もくすんでいます。
まず軽川(がるがわ)の前田大橋のところから軽川の桜堤に入ります。天気は良くはありませんでしたが、堤に植えられているチシマザクラは丁度見ごろで、札幌でも桜並木の名所の一つを歩きました。
軽川から道工大に進路を変えて、50分近くかけて道工大に着きました。同大での見学先はメディアデザイン学科の三橋龍一教授の研究室です。同研究室で開発した超小型人工衛星HIT-SATとの通信を行った実績のある、衛星地球局設備を見せてもらいました。
訪れた時、丁度中国の衛星からの電波の受信を行っている最中で、三橋先生が衛星からの受信の様子について説明してくれました。格安の費用で開発した、人工衛星追尾システムが動作しているのが、追尾用のアンテナの動きと衛星からの受信音で確認できました。来週火曜日には、同研究室で開発した、衛星搭載の電子システムが組み込まれた金星探査用衛星の打ち上げが迫っているとの紹介がありました。
三橋先生は引率者の研究室から博士号を取得しており、学位論文であった雪中レーダの研究過程でのエピソードなどの披露がありました。懐かしい話でした。
道工大からは歩いて手稲駅に戻りました。参加者の一人が持って計測していた万歩計の数字は、この回は約一万歩でした。約5キロを歩いたことになるだろう、とのことでした。
- by 秘境探検隊長
- at 15:02
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