2010年05月30日
提灯のようなコツガザクラ(小栂桜)
高山植物を平地の庭に植えたのだろうか、ひとつ一つが提灯のような花が、集まって咲いているのが目に留まった。調べてみるとコツガザクラのようである。この花の形だと、雨が降ると雨水が花の中に溜まってしまうことを避けるためか、花は下向きに咲いている。花の内に小さな発光ダイオードを入れて夜見たら、面白い光景になるのではなかろうか。花びらが落ちると、実が成長していくらしく、飛び出したような雌しべの花柱を抱え込んで、ガクが実の膨らみを取り囲んでいる。
春雨に 濡れる提灯 ツガザクラ
花落ちて 花柱抱えて 実の生(な)れり
- by 秘境探検隊長
- at 07:48
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