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2010年06月06日

洒落たデザインのマムシグサ(蝮草)

 漢字で書くと蝮草とは、恐ろしげな名前の植物である。草の茎の部分が、蝮の肌に似ていることからこの名前になっていて、仏炎苞の部分も蛇が鎌首をもたげた感じである。花序の先端がつるりとした坊主頭のようで、それが仏炎苞の中にある。名前に反して、緑と白の洒落たデザインの外套をまとった麗人のようにも見える。雄株と雌株があり、雄株に入り込んで花粉をつけた昆虫は脱出口から出られるのに、雌株にはそれが無く、虫の死骸が内に溜まると知ると、また不気味に感じる。

名に反し 洒落たデザイン マムシグサ

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麗人が 外套まとう 姿なり

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