2010年07月18日
名前で損をするハエドクソウ(蝿毒草)
ほとんど目に留まらない小さな花であるけれど、マクロ撮影の画像を見ると可憐な花である。しかし、漢字名では蝿毒草となり、この名前では損をしている。見かけによらず毒のある花で、根をすりつぶしたものを紙に浸み込ませ、蝿取り紙にしたことからこの名前がついている。ハエドクソウ科に分類されるのはこの植物しかないという特殊性もある。長く伸びた花茎に、まばらについている花を撮影するのは難しく、蚊の寄ってくる藪のところに咲いている花を、どうにか撮ってみた。
揺れる茎 静まり待ちて マクロ撮り
可憐花 蝿毒草と 名前損
- by 秘境探検隊長
- at 16:28
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