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2010年11月14日

稲荷像が鎮座する「豊川稲荷」札幌別院

 稲荷は神社に祭られているけれど、仏教にも関係する。東海地方豊川の地の曹洞宗円福山妙厳寺に祀られる守護神に従う神獣は白狐の稲荷である。同山開祖の寒厳禅師が宋から帰国する海上で、稲荷に乗った神に助けられたと伝えられている。札幌別院の石段を登った2階は社殿になっていて、内を覗くと稲荷像がある。阿吽の狛犬に似て、一方の狐は口を開け玉を咥え、片方は口を閉じている。社殿の1階部分は曹洞宗玉宝禅寺の祖院である。

社殿内 着飾る神獣 白狐

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玉咥(くわ)え 阿の声出すか 稲荷像

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