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2010年11月19日

石匠作の狛犬が護る札幌護国神社

 中島公園内を流れる鴨々川の傍に境内が広がる。祭神は護国の神霊で、これまでの戦争の戦没者を祀ってある。1877(明治10)年の西南の役では、北海道から屯田兵が出兵しており、その戦病死者を祀ったのが神社の創祀で、以後日清、日露、太平洋戦争で斃れた兵士の霊が祭神となっている。社殿の前の門の両脇に置かれた狛犬は力強い造りで、阿形には「阿部獨海刻」が、吽形には「石匠中村」の文字が刻まれていて、石工達の名前なのだろう。

幾秋ぞ 斃れ護国の 神で居り

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護国では 石工も匠 刻字あり

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