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2010年12月08日

種々の狛犬がいる湯の里の定山渓神社-続き

 社殿は神明造りの立派なものである。正面の部分は障子のデザインで、拝殿部分の天井も格子状になっていて、北海道の神社ではあまり目にしないデザインのように思える。大屋根で、降雪期にはどのくらいの雪が屋根に貯まるものかと、自宅の三角屋根を引き合いに出して考えてしまう。屋根の積雪の重みを考えると、かなりの荷重に耐える構造に設計されていなければならないだろう。屋根の上に見える千木が傾いているのが気になる。

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 社殿の横に末社があり、鳥居と小さな社殿がある。祭神は「山の神」であること以上のことはわからない。ここにも一対の狛犬が控えている。これら一対の狛犬の、他の狛犬と比べての特徴として、鼻の表現がある。鼻の穴が彫られていない。鼻腔が無くて吽形の狛犬はうまく呼吸ができるのかな、と石工には想定外であろう疑問である。奉納年は昭和12(1937)年となっている。

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鼻腔なく 呼吸困難 懸念事

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牙の無き 大口威嚇 威力減

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 この小社の横に馬頭観世音の文字のある石柱と馬魂碑が並んで置かれている。それぞれ大正7(1918)年と大正11(1922)年に建立されている。馬が家族のように扱われた時代の証として残っている。

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