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2011年01月02日

高台にある厚別(あしりべつ)神社

 厚別川に並行して道道341号の厚別・滝野公園通が走っている。この通りと厚別橋で厚別川を横切ってきた道路が交差する近くに高台があり、その高台が厚別神社の境内になる。地形から、神社には石の階段を登って行くことになる。階段のところには2基の鳥居がある。この神社の境内の周囲の雰囲気と、厚別の社名から清田区のはずれにでもあるかと思ってしまう。しかし、神社の近くには清田区役所もあり、区の中心部に近い。厚別神社は「あしりべつ」神社と発音されていて、厚別(あつべつ)区にはないことを少しでも示そうとしているのかな、と推測もしてみる。
 創祀はこの地への入植者が明治7年小祠を建てたことに遡る。1885(明治18)年に厚別川東側に神社が建てられ、1917(大正6)年に現在地に移されている。現社殿は1970(昭和45)年に造営されたものである。社殿は神明造の立派なものである。祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)、大山祇神(おおやまつみのかみ)、倉稲魂神(うがのみたまのかみ)である。

石段が 登りを誘い 鳥居坂

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 規模の大きそうな神社なので狛犬を期待したけれど、期待はずれである。高床の社殿の前には絵馬棚があるだけで、境内にはこれといって人目を惹くものもない。境内には忠魂碑や「拓」の一字がある清田開基百年碑の記念碑が目につく。その中で「上相撲記念」の文字が彫られたものが気になったけれど、説明がなく、何を記念した碑なのかわからない。「島千鳥」の文字もあって、この四股名の相撲取りを記念した碑かと推測するけれど、本当のところはわからない。

期待した 狛犬見えず 絵馬の棚

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「上相撲記念」碑

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