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2011年01月24日

雪の林で木の幹に現れる顔

 雪で笹や藪の覆われた林の中では、積雪の上に高く伸びた木が目に入る。木の葉は落ちているので、夏には見過ごしている、幹の木肌に注意が行く。幹の木肌に、枝のとれた跡や亀裂などがうまい具合に組み合わさって人の顔が現れる。人の顔が様々であるように、幹に表れる顔も様々である。白樺の幹の顔は、白い木肌が白粉で化粧した女性の顔である。木の種類ははっきりしない、縦の皺が目立つ木肌にある顔は、男性の顔である。それも顔の皺から森に棲む仙人の顔にも見えてくる。

白粉を つけたる如き 女性顔

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仙人が 幹に現れ 顔の皺

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今日の正午頃、自宅から地下鉄までのバス停3区間ほどの雪道を歩きながら、所どころの白樺の白い樹肌に若しや幸運な顔立ちに巡りあえないかと思い、ほかの黒い樹肌にも気を配りながらでしたが、結局はカラ振りでした。
日頃のありふれた光景の中でプログのようなラッキーな場面に出会う機会は、確率ではなくて、高く張り巡らした感度の良いアンテナの賜物のようです。
若しくは、持って生まれた天分と思います。
われわれ凡人は、普段、如何に千載一遇のチャンスに恵まれたとしても、多分見過ごしていると思います。

  • 伊東 裕
  • 2011年01月25日 19:42

 確かに、街路樹で人の顔に見える木肌を見つけることはほとんど経験していません。山道にある木では、ところどころに人の顔があるのですが、人(?)なのに山に居て街に居ないのは不思議ですね。こんな人の顔や動物の形に似ている木肌を探して歩くのも面白いものです。

  • 都市秘境作家
  • 2011年01月25日 20:13
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