2011年01月29日
クリオネにも見えるオニグルミの葉痕
若木では、猿か羊の貌に見えるオニグルミの葉痕は、幹が太くなっていくに従って幹の表面で拡大して行く。この段階では幹に羽根を広げて止まっている蝶か蛾のようにも見える。良く知られるようになった、オホーツクの冬の海に棲むクリオネのイメージにも重なる。さらに幹が太くなると、葉痕も薄れて、輪郭だけが残っている。こうなると、体が透けた感じで、ますます透明な体のクリオネみたいになってくる。クリオネはクリオネ・リマキナの学名の動物性プランクトンである。
葉痕を クリオネ見立て オニグルミ
クリオネの 透明体が 幹にあり
- by 秘境探検隊長
- at 02:08
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一般的な市販の生物進化系統図によると、40億年前に地球が誕生し、その5億年後、海中に発生した光合成細菌が葉緑体を備えた藻類へと進化し、10億年後陸上へ進出したとの学説に従うならば、その後発生していたクリオネの一部が、陸上へ進出するために、遺伝子をどのような陸上生物に進化させたのだろうか?
進化系統図には其処までは明記していない。
クリオネが陸上で生きて行く為には多くの機能が必要であるが、一応、目・鼻・口・体形などを利用して適当に選んだ植物に寄生し進化を遂げた。
それが紫陽花であったのだろう。
しかし中には進化し損ねて秋口にアポトーシス機能を利用して葉や果実の落下した跡に取り敢えずは居候したまま居心地が良く、そのまま進化をストップして居たところを秘境探検隊長の慧眼に発見されてしまったとの仮説であります。
最近オニぐるみや、白樺の木肌など、進化のバスに乗り遅れて次から次へと痕跡の形で潜んで居たところを発見された事例は、生物進化史上、今世紀最大の発見かも知れない。
ひまわりのATP合成の神秘解明に悪戦苦闘していて、そんな空想に耽っております。
私は、以前は、葉痕とか冬芽とかには無関心だったのですが、ひょんなことから葉痕、冬芽の写真を撮ってみて、面白いと思いました。葉痕は小さいものが多いので、写真に撮るのに骨が折れます。しかし、探してみると色々あります。葉柄が落ちればその後に葉痕が顔を出すので、木の種類だけ葉痕があることになります(全部が写真向きではありませんが)。冬芽も木毎に成長してきます。問題は、葉痕や冬芽を写真に撮っても、その木の種類がわからことです。樹木図鑑などでチェックしていますが、同定作業は難しいです。