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2011年02月15日

ネコヤナギのようなハクモクレンの冬芽

 暦では立春でも、外界は真冬である。この時期冬芽は硬い外皮で身を固めているのだが、中には毛のマントを着て寒さを凌いでいる冬芽もある。ハクモクレンの冬芽がそれで、一見ネコヤナギかと見間違える。ハクモクレンに似た木花のコブシの冬芽も、同じような装いで、冬芽からだけならハクモクレンかコブシが判別できない。花が咲くと、ハクモクレンは花弁が開き切らないのに対して、コブシは全開して咲いている。いずれも春先一番に咲く木花で、立春に花の準備をしている。

立春に ハクモクレンの 冬芽撮り

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春備え 冬芽を守り 毛のマント

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厳寒の枝先の冬芽が何時の間にかこんなマントを着ていることを改めて認識しました。
ネコヤナギと同じ現象にも関わらず改めて不思議に思うのは爪句からの誘因のようです。
植物が夏季に葉の光合成機能を発揮して動物にとって必須の様々な成分を供給していることは理解しておりますが、厳寒期でも維管束内の道管や師管は休み無く不凍液のように開花に必要な「ホルモン8フロリゲン)」を根などから枝先へ供給しているのだろうか。
或いは、冬芽にも今の時期に幾らかの光合成機能があって、毛のマントの創り上げに関わっているのだろうか。
爪句で紹介されている花の科学は秘境そのもので,ひまわり研究にも直接関わる貴重な情報源です。

  • 伊東 裕
  • 2011年02月15日 20:01

 確かに、厳寒期に冬芽の生育を支える養分(?)を送るシステムが凍らずに活動しているとすると、不思議ですね。不凍液ですかね。氷点下のかなり低い気温では、冬芽といえども、凍りつくようにも思えますが、そこらへんのことはどうなっているのか、専門家に教えてもらいたいものだと思っています。

  • 都市秘境作家
  • 2011年02月15日 21:07
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