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2011年03月22日

樹芸を見せられたような剪定木

 何の木か同定できないけれど、剪定後の木が広い敷地の家の横にある。細い枝が3本ほど残されただけで、曲がりくねった幹には太い枝がない。残されて水平に伸びた枝は先端で垂れ下がっている。木全体を何かの形にしたくて剪定を繰り返して、結果として自然に伸びる木の形から大きくずれて、奇妙な形の木になっている。盆栽に見られるように、木の形を人為的に変えていく、一種の樹芸なのだろう。この形を何かに喩えてみたいのだが、これといって適当なものが思い浮かばない。

幹ばかり 自然離れて 樹芸なり

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剪定後 喩えに窮し 冬の空

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