2011年04月18日
メディアMIXホール前のステンレス像
抽象的な彫刻に英和の隻句の作品名では、作品のテーマが判然としない場合がある。具象作品であれば、作品名があいまいでも、彫刻そのものを見れば作者の制作意図がどこら辺にあるかは見当がつく。テレビ出演の録画撮りのため、菊水のメディアMIXホールを初めて訪れた時、建物の前に堀木淳平の「UNFOLD-日向にて」の作品名のステンレスの彫刻を目にした。大きなパーツが足、胴体、頭に対応した鋼の生物にも見え、駐輪した自転車がこの大きな生物の子供のように見えてくる。
アンホルド(UNFOLD) 展開したか この形
自転車が 鋼(はがね)生物 子に見えて
- by 秘境探検隊長
- at 00:34
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言われて見れば、確かにステンレス像の下側に見える自転車は、子どものように見えます。
この直感と、表現が私にとって秘境爪句の醍醐味です。
しかし、抽象作家は妙な造形を考え出すものです。さらに、作品名を聞いても(読んでも)さっぱりわからないものが多いです。抽象作家の作品なら、鋼で出来た生物の親に群れる子供がいて、それが自転車であるとイメージを膨らませても、大した違和感が無いのでは、と思っています。