2011年04月26日
春まで残った牡丹の実
牡丹の花芽が赤く色づいてきた。その牡丹の枯れ木に、種を抱えた鞘が残っている。鞘は6つに分かれている。牡丹の花びらが幾重にも重なるようにして咲いていたのを思い浮かべると、鞘となった状態はすっきりした形である。種の大方は鞘を離れて地上に落ちているのに、幾つかは鞘に残っている。早春の緑や赤の色の中にあって、実の黒色を誇示しているかのようにも見える。牡丹の木の下にはクロッカスの一群が見える。牡丹の葉が茂る前に花を咲かせてしまおうとしている。
早春に 居残りきめて 牡丹の実
黒色を 誇示す鞘実の 牡丹かな
- by 秘境探検隊長
- at 00:09
comments