2011年05月03日
朝の散歩道のコブシ
曇り空の下を散歩していると、カラマツの立木に隠れるようにして白いものがある。早朝の弱い光の中で確かめるとコブシの花である。学名にコブシ(kobus)がそのままついている樹木で、樹皮は生薬にもなる。北海道ではヤマザクラより幾分早めに咲き出すので、春を告げる木花である。日の出方向の空の一部が明るいところを背景にして撮ると、コブシはシルエットになり、花の白さは写らない。アングルを変え、住宅街を見るように撮ってみると、まばらなコブシの花が写ってくる。
東空 背にして影絵 コブシなり
コブシ花 見落としそうな まばら咲き
- by 秘境探検隊長
- at 07:56
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