2011年05月14日
雨滴を抱えた梅の花
今年(2011年)の春はぐずついた天気が続いている。雨も例年よりは多い感じである。散歩道にある梅の花が咲き出していて、よく見ると花びらに雨滴が残っている。落ちそうで落ちない小さな水滴を写そうと、花に出来るだけ寄って接写を試みる。梅の花の内には、黄色い柱頭の雄しべが並んでいて、これも写ってくる。数えてみてはいないけれど、思ったより多い数の雄しべである。実を採るための実梅で、実のために雄しべが多いのかとも思ってみるけれど、的を射ているかどうか・・・
落ちそうで 花に留(とど)まる 雨滴かな
雨後の梅 蘂が目立ちて 実梅かな
- by 秘境探検隊長
- at 08:43
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爪句プログのお蔭で、今年は例年の何年分もの春を実感し満喫しております。
それにしても、見慣れた筈のテーマの取り上げ方にあっと驚く事がしばしばですが、今朝の梅の雨後の華麗な写真と爪句はその中でも最たるものと思いました。
普通には雨の日や雨模様の日は写真向きではないのですが、雨滴の写真を撮るようになってから、雨も又よいか、と思うようになっています。目の良かった若い頃は自然の細かなところには目が行かず、齢で視力が落ちてから細部を良く観察しようとしていますから、皮肉といえば皮肉です。