2011年06月14日
円山動物園で人工繁殖に成功したヨウスコウワニ
ヨウスコウワニ(揚子江鰐)は絶滅に瀕していたところ、人工繁殖でその危機を脱しつつある。人工繁殖はアメリカ、中国に次いで円山動物園が世界で3例目で、2001年に繁殖に成功している。その繁殖成功に導いたのが同園学芸員の本田直也氏である。根っからの爬虫類や両性類好きらしく、蛇なんかをいとも簡単に触っている。円山動物園の爬虫類・両性類の展示館は新しくなり、旧館の水槽の中に居たヨウスコウワニも新館に引越しで、1年半前に比べるとかなり大きくなっている。
ワニ生まれ 登記本籍 円山地
成長の ヨウスコウワニ 新居なり
- by 秘境探検隊長
- at 09:52
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いずれは、ヨウスコウワニがさらに世界的に数が減り、逆に円山動物園から増殖のために世界各地の動物園に嫁入り若しくは婿入りする時が来るのでは?
さらに嫁入り或いは婿入りに必需の血統証とか出生地証明に、この秘境爪句も添付が一般化するようになるのでは?
実は私は円山動物園のヨウスコウワニの大ファンです。去年から暇さえあれば動物園ヘ通ってワニを見ています(笑)
大きくなったら色や可愛さ(?)が変わってしまって全然違う種ではないかと思うワニ。小さい頃は本当にかわいいですねー。
伊東さん ヨウスコウワニの繁殖に成功した学芸員のH氏に聞いたところでは、円山動物園生まれのヨウスコウワニは、既に他の動物園に引き取られていったそうです。学芸員が絶滅危惧種の動物の人工繁殖にかける情熱は大変なものです。伊東さんのヒマワリ研究に通じるものがあります。
Mizutomeさん 爬虫類(の子供)が好きですか。確かにヨウスコウワニの小さなものは可愛いといえば可愛いです。H氏とも話したのですが、爬虫類好きは男性より女性の方が多くて、何でそうなのだろうか、などと考えてもわからないことが話題になりました。
円山動物園の園長から一言。H氏のすごいところは、この温帯のワニを冬眠をさせないで世界で初めて繁殖に成功させたところです。飼育環境が室内のみでそうせざるを得なかったわけですが、冬眠と同じような状態にするため、4か月間の絶食を行い、その前後に大量の給餌を行うということにより初めて成功しました。更に、子どもがガラスを叩く音に、反応して交尾が誘発させることも発見し、繁殖率の向上につなげました。「ガラスをたたかないでください」と書いてあるところを敢えて飼育員が叩く姿はある意味奇妙で興味深いものです。
酒井裕司様 昨日の取材ではお世話になりました。人目に付かぬところ(バックヤード)のお宝発見のがNHKの「つながる@北カフェ」のハコモノ探検のコンセプトなのですが、動物園のバックヤードでは本田氏がお宝であるとSディレクターと話していました。爬虫類・両生類館では、ベーレンパイソンや各種ヤドクガエルの人工繁殖も狙っているようで、楽しみですね。
爬虫類好きは女性の方が多いんですか?!男性の方が好きなものだと思い込んでいました。
爬虫類、昆虫類は何であんなに不可思議な美しい色、形をしているのかと思うととても愛らしく感じます。
子供は知りませんが、大人では爬虫類が好きだという男性にはめったに出会いません。が、爬虫類の好きな女性の話は聞きます。頭部だけ見ているとそっくりさんなのに、カメの嫌いな人はほとんどいなくて、蛇の方は好きな人が少ない差はどこからくるかとの話になったりします。幼児の時の刷り込み説もありますが・・・