2011年06月19日
祭列を彩る顔
祭りは神事と娯楽の両面を持っている。これは女性の顔の化粧にも現われる。神事に携わり、神の方に顔を向ける巫女は素顔に近い。なまじ化粧をしたとろで、神様の前では誤魔化しが効かないといったところか。山車のきれいどころは厚化粧で、髪飾りも巫女に比べると格段に派手である。大衆に顔を向けているから、化粧や衣装で祭りの雰囲気を盛り上げようとするサービスである。この類の化粧は、顔を様式美に作り直す作業であるから、祭りを彩っても、本来の表情から遠くなる。
巫女なれば 素顔に近く 薄化粧
白粉の 下に固定の 様式美
- by 秘境探検隊長
- at 03:14
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