2011年06月26日
赤れんが庁舎池のキショウブ
キショウブは黄色いハナショウブで、明治期に渡来した植物である。園芸種だったものが逸失して野生化し、水辺に咲いている。要注意外来生物として登録されている。赤れんが庁舎庭の池のところに咲いているキショウブが、どんな経緯でここにあるのかわからない。咲いているものと萎んでしまったものが交じって見える。一日花なので、咲いている花の傍らに咲き終わった花があるのだろう。キショウブの咲くのに合わせるかのように、池の中にはスイレンの花が浮かんでいる。
咲く花は 一日栄(は)えて 萎(しぼ)むなり
キショウブの 咲く池の中 スイレン花(か)
- by 秘境探検隊長
- at 02:26
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キショウブが要注意の外来種であるとを初めて知りましたが、生体系を乱すという点では、植物も動物も共通した認識が必要と云うことをあらためて理解しました。
アライグマのような動物ですと、外来種で駆除の対象というのがピンとくるのですが、植物ですとわかりにくいものです。きれいな花だったら放っておいてもよいのではないかと思いがちになりそうです。植物はインターネットで検索して、要注意外来生物であることを知ったりします。