2011年07月15日
おどろおどろしい名前のあるドクダミ
名前をよく耳にするドクダミの別名には、ドクダメ(毒溜め)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)等のおどろおどろしいものがある。生薬として用いられ、葉を千切って匂いを嗅いでみると、悪臭に近い。こんなことも手伝って、印象の良くない名前になっているのかな、と推測する。白い4枚の花に見えるものは苞で、花本体は苞から直立した棒状の周囲に黄色い蘂だけの集まりである。雑草のように広がる生命力のある植物である。洒落た鉢の中にあると、立派な園芸種といった趣である。
ドクダミは 黄色の蘂(しべ)に 白き苞
雑草も 花鉢で化け 園芸種
- by 秘境探検隊長
- at 02:40
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昨年10月に観光都市小樽駅前でJRの列車待ちしていたとき、駅正面の通路にプログのようなスタンド型花壇が2個程並んでおり、猫ジャラシが数本植えられてありました。
始めは、主役の花が枯れて、偶然雑草の猫ジャラシが違和感無く主役に入れ替わったと思ったのですが、よくよく見ると、やはり、最初から猫ジャラシを主役に据えて植えられていたようで、花壇の世話人の優れた意外なセンスが、雑草の猫ジャラシを観光客向けの見事な主役に仕立てたようです。
花壇にネコジャラシですか。う~む、意表を突きますね。園芸用のネコジャラシもどき(名前がはっきりしません)が花壇に用いられているのを見かけますが、雑草の類のネコジャラシとは違っているようです。