2011年09月05日
花に潜む殺し屋ハナグモ
ルリタマアザミの花に動かなくなっているハチらしき虫がいる。良く見ると、それを抱えてハナグモが居る。花に蜜を求めてやってくる虫にとり、ハナグモは殺し屋で、ハナグモの名前の響きの良さは詐称のようである。花は、集まる虫たちにとって危険な場所でもある。ハナグモの虫を捕らえるやり方や体つきはワカバグモに似ている。花の陰に隠れ、自分より身体の大きな虫でも捕らえる。ハナグモの存在を知ると、花と吸蜜の関係にあるは虫たちとののどかな風景は一変して見える。
吸蜜の 危険地帯の アザミ花
殺し屋は ハナグモの名で 詐称なり
- by 秘境探検隊長
- at 12:58
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これまで10年以上に亘り、開花直後のひまわりを研究している中で、ひまわり畑から突然見たことの無い小鳥が飛び立つのを幾度となく見かけましたので、多分ひまわりに集まる蜜蜂を捕食していたと思いますが、蜘蛛のような殺し屋は一度も見かけませんでした。それにしても仮にこんな物騒な殺し屋が潜んでいると知っていたとしても、この一瞬のチャンスを撮る凄腕には蜘蛛も脱帽と思います。
ヒマワリにはハナグモはいませんか。ヒマワリだと花が大きく(全体として)、筒状花の上では身を隠すところがないので、ハナグモは敬遠ですかね。