2011年09月07日
片脚のもげたコバネヒメギス
葉の上で動くものがある。コオロギに似た虫が居る。しかし、動きが鈍い。コオロギなら、人影に気づくと素早く身を隠すのに、葉の上でもたもたしている。良く見ると後ろの片脚を失くしている。これでは敏捷に動けない。天敵にでも噛み取られたのだろうか。カメラを近づけると葉の中に入って、じっとこちらを見ている。コオロギにしては翅がない。キリギリス科のコバネヒメギスのようである。小さな声でチチ、チチと鳴くそうであるけれど、声と姿を同時に確認したことはない。
ヒメギスは 片脚失くし 難儀なり
葉に隠れ 障がいの虫 動き止め
- by 秘境探検隊長
- at 11:24
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小さい頃からバッタやコオロギなどが好きで、キリギリスは特に急ぐ用事でもない限り、社会人になった後も、年甲斐も無くそっと忍び寄り捉えたものですが、虫かごに飼っている間以外に足を亡くしたのは初めてで、貴重な一枚と思います。
人間社会と違って、虫の世界では片脚を失くしたら即生命の危機なのでしょう。このヒメギスはどこまで生きているか気がかりです。