2011年09月16日
武将の出で立ちのアシアカカメムシ
コスモスの花の上に脚の赤いカメムシがいる。この特徴を名前にしてアシアカカメムシである。肩のところに角状の張り出しがあり、鎧を着ているようにもみえる。黒い鎧に赤具足とみれば、武将の出で立ちみたいでもある。早朝では、カメムシの背中に朝露の細かな水滴が付いていて、汗をかいたようである。ただ、汗をかく季節は過ぎて涼しい朝の大気である。カメムシは一所からあまり移動しないようで、時間が経ってから再び見ると、背中の水滴は消え、乾いた鞘翅を見せている。
鎧着て 赤具足付け 武将なり
花と虫 朝露消えて 日の開始
- by 秘境探検隊長
- at 11:50
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西野には私も30年近く住んでおり、転居した頃のこの地域を偕楽園と呼んで居りましたから、環境の良さに惹かれたのも事実です。
それにしても札幌市の中心部に近い整備された住宅地域に、カメムシだけでもこれほど多彩な種に恵まれているとは驚きです。
3方が山に囲まれた独特の地形と環境は果実栽培にも適しており、熊やマムシの出没注意看板は心配でしょうが、特に被害の事例も無く、特有の生体系に恵まれているのも頷けます。
虫の写真を撮り始めてから自宅の周囲の草むらを注意してみると、カメムシだけでも10種類以上いるのに気がつきました。虫は小さいので日ごろは目に入りませんが、マクロ撮影で捜すと、実に多くの虫が周囲にいることに気がつきました。