2011年09月22日
貝の蜆(しじみ)を名前で連想するベニシジミ
小さな身体ながら、翅の紅色が目立つ蝶が飛んでいる。ベニシジミである。この蝶の名前を口に出すと、貝のシジミ(蜆)を音の連想で思い出す。命名の上でなにかつながりがあるのかな、とぼんやり考える。この蝶の漢字名は紅小灰蝶で、紅は翅の表、灰は裏側の色を指しているのだろう。蝶に近づいて表も裏も撮りたいところだけれど、人が近づくのを察知するとすぐに飛び去ってしまう。夏に現われる個体は色が紅色よりは茶色に近いものが多い。雄に比べて雌は色がくすんでいる。
気取られず 近づきて撮る ベニシジミ
灰色は 翅(はね)の裏なり 紅小灰蝶(べにしじみ)
- by 秘境探検隊長
- at 00:18
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