2011年09月26日
翅の写らないコンボウアメバチの飛び姿
コンボウアメバチは、名前になった棍棒を抱えて、草むらの上を飛んでいる。速い飛び方ではなく、空中を漂っている感じである。うまくフォーカスが合うと、その飛び姿をカメラで捕らえることができる。オートフォーカスで撮った写真を見ると、黒い頭・胸部と細い接合部で繋がった棍棒状の腹部がはっきりと見える。確かにこの腹部は棍棒である。長い後脚を重そうに垂らして飛ぶ。しかし、翅は写っていない。飛び方がゆっくりしていても、翅は高速で動かしていて、写らない。
空中に 漂う棍棒 撮り捕らえ
後脚と 胴体見えて 翅(はね)見えず
- by 秘境探検隊長
- at 03:13
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9月20日のコンボウアメハチは棍棒のイメージが湧きませんで気になっておりましたが、今日のは明らかに棍棒そのものです。
よく比べて見ますと、先日のは草に止まっていて翅が胴体に被さって邪魔しておりましたが、今日のは超高速ホバリング状態のお蔭で誠にピッタリの命名です。
このハチの姿を棍棒に喩えるとは、連想が豊かなのか、あまり深くも考えない命名なのか、さてどちらか、という感想はあります。最初見た時は名前を探し当てるのに手間取りましたが、今はこの覚え易い名前と特異な飛び方で、このハチは直ぐに見分けがつきます。