2011年11月03日
名刹大覚寺のイチョウ
大覚寺は札幌の名刹で、札幌村総代人大島金蔵の尽力で1918(大正7)年に落成した。曹洞宗の寺で、同宗の寺院建築様式の典型である禅門、山門、本堂が一列に配置されている。境内にイチョウやポプラの大木があり、秋の境内でこれらの黄葉に陽が差すと、木の周囲が金色で満たされる。陽に向かって写真を撮ると、暗く陰になる山門の傍らで輝くイチョウが、浄土とはこのようなところかと思わせてくれる。境内には五百羅漢堂もあるけれど、羅漢像もこのイチョウにはかなわない。
黄葉の 一時(いっとき)の浄土 写し撮り
風鐸の 影絵を生かす イチョウかな
- by 秘境探検隊長
- at 15:28
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