2011年11月24日
黄葉をバックにした「朔風」裸婦像
本田明二の「朔風」と題された裸婦像が、北6条西7丁目の斜め道路と、真直ぐな道路で切り取られたような三角形の狭い土地に立っている。高い台座の上にこのブロンズ像があるので、見上げるようになり、像自体を遮るものはない。しかし、周囲にビルがあり、さらに不細工な電柱や電線が視界に入ってくる。写真を撮ると背景が良くない。彫刻の良さは周囲の環境が生かしもし、殺しもする。救いは黄葉の季節で、道路脇の黄葉が写真を撮ると目障りなものを少し和らげてくれる。
電柱を 外せぬ景に イチョウ入れ
電線を 消したき意図の イチョウ撮り
- by 秘境探検隊長
- at 09:16
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今朝のプログ写真題材を採り上げた第一の意図は札幌の都市秘境探索に欠かされない女性像彫刻かなと思うのですが、彫刻の裸婦像は背面から撮っておりますので、季節は紅葉の秋ですから、或いは見事な黄葉のイチョウとの一石二鳥かなとも思います。
しかし折角の此の彫刻の良さを生かすも殺すも周りの環境次第であり背景の電線であるとのご説明は誰の目にも明白と思いますのでプログ写真の主役はやはり彫刻の裸婦像と思います。
此の場合、背景景観が季節の紅葉であれば、ビルの赤い壁面がコントラストを阻害すると思いますが、赤い壁は見事な黄葉のイチョウと相性が良く、プログの写真から受ける印象は、電線の目障り何とか打ち消している稀な情景構成と思います。
目的とする対象の写真を撮るとき、目障りなものがあると、写真を撮る気が萎えます。最も目障りなものは電柱と電線で、電柱はなんとか避けれても、電線は空中につながっていて、これを写真に写らないようにするのが不可能な場合もあります。電気の恩恵を忘れた訳ではありませんが、写真撮影の場合には恨めしい存在です。