2011年12月03日
パノラマ写真「ここはどこ」シリーズ51
プールも見えますが、さてここはどこ。
パノラマ写真を拡大していくと、プールの中で咲いている紫の花を見ることができます。これは熱帯スイレンです。スイレンの葉と並んでいるのはオニバスの葉のようです。
スイレンとハスの見た目の違いは、花の方ではスイレンは水面すれすれに顔を出しているのに対して、ハスは花茎が水面の上に伸び、水面から離れたところに花を咲かせます。
葉の方では、スイレンは水中にある葉柄(葉の茎)から水面で横に葉が伸びるのに対して、ハスは葉柄が葉の中心にあります。茎を中心にして葉が広がる状態です。
北大の前身の札幌農学校初代教頭のクラーク博士は、ロンドンのキュー王立植物園でオオオニバスを見たことがきっかけで植物学を志したと言われています。そのエピソードを表すため、北大構内にあるクラーク博士の胸像の台座部分にはオオオニバスがデザインされています。
- by 秘境探検隊長
- at 14:17
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今朝の「ここはどこ」に出題の北大植物園は残念ながら冬季間閉鎖していると載っておりましたが、パノラマ写真に温室屋根の一部が写っておりましたのでネットで調べたところ、意外にも温室は冬季間開園していると解りました。
植物園は冬期間閉園ですが、温室の方は入館料を支払って入ることができます。あまり知られていない場所ですまが、冬に熱帯植物を見ることができます。
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今朝の1枚に「此処はどこ」と問いかけられますと、好奇心に誘われて、ついつい折角の内容はさておいて正解のヒント探しに終始することが多く、あとから改めてじっくり見直すことがしばしばです。
場所だけわかっても「木を見て森を観ず」とはまさにこのことで、誠に勿体無いことと反省しております。
他の多くの秘境と違って、全て貴重な熱帯植物であり生物ですから、この温室の永続期待は、経費や手入れのノウハウも考えると、かけがえのない緊急の絶滅危惧種秘境ですね。
温室の施設は続いていくと思いますが、生き物相手ですから、消えてしまう植物もありそうです。昨年見ることができたのに、今年は無かった、とう植物もあるのかも知れません。