秘境１００選 Ver2 | 雪の降りしきる中の作者不明の「きたのつばさ」

2012年02月19日

　JR札幌駅の北口広場が北８条通で終わるところに、ステンレス製のオブジェがある。題名は北の翼を意味していて作者名はない。少女が翼に乗って降りしきる雪の中で北の方向を指指している。

翼上　少女乗り居て　北を指す

%E7%BF%BC%E4%B8%8A%E3%80%80%E5%B0%91%E5%A5%B3%E4%B9%97%E3%82%8A%E5%B1%85%E3%81%A6%E3%80%80%E5%8C%97%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%99A.jpg

降る雪は　北の使者なり　大都会

%E9%99%8D%E3%82%8B%E9%9B%AA%E3%81%AF%E3%80%80%E5%8C%97%E3%81%AE%E4%BD%BF%E8%80%85%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%80%80%E5%A4%A7%E9%83%BD%E4%BC%9AA.jpg

(クリックでパノラマ動画）

コメントを入力してください
中谷宇吉郎博士の｢雪は天からの手紙」は余りにも有名過ぎる名句ですが、今日の爪句の「降る雪は北の使者なり」は北海道らしくて、「冬将軍」とセットの季語誕生ですね。

　北を指すこの少女のオブジェは、通行人の注意を惹かないようですが、ブログ子は気に入っています。作者名がないのですが、どんな状況で制作されたのか、興味が湧きます。