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2012年03月26日

散歩の雪道で測る春の到来

 与謝蕪村の人口に膾炙している句に「菜の花や 月は東に 日は西に」がある。パノラマ写真ではこの状況を画像化できる。春先、積雪内が解け凍って固くなった上で、蕪村にならった爪句である。

雪の丘 出ずる日(ひ)東 月は西

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春測る 雪の固さと 日の出位置

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与謝蕪村の号である「蕪」はなぜかよく解らなく陶淵明の詩「帰去来」に由来するとまではわかりましたが広辞苑で調べても野菜の名としか説明が無く、別の戦前の古い辞典でやっと「雑草が生い茂る」と載っており納得しました。
お陰様で名作「帰去来」のほかにも松尾芭蕉や小林一茶などの句をじっくり読むことになり、今朝の一枚に大いに感謝です。
蕪村のほかの句「朝顔や一輪深き淵のいろ」については、昨年のプログ子先生の爪句に載った朝顔の神秘的な写真を見たら、さぞかし、作家兼名カメラマンが羨ましいのでは、と思い浮かべました。
更に、今朝の「固雪の状態で春を測る」は此の時機の山歩きで経験する実感ですね。

  • 伊東裕
  • 2012年03月28日 00:02

 「蕪」の漢字にはそういう意味がありましたか。知識が一つ増えました。爪句を作っている割りには、他の句集を読む訳でもなく、俳句の古典も高校時代に国語の教科書に出ていたんをぼんやり思い出す程度です。まあ、17文字で生計を立てているのではないので、それでもよいのですが、少々読書は足りないとは思っています。

  • ブログ子
  • 2012年03月28日 01:38
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