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2012年07月18日

今日(7月18日)の一枚

本郷は 股間若衆 如何に聞く

 都市秘境散策講座を終えた後、北海学園構内にある本郷新の「わだつみの声」のパノラマ写真を撮る。その日の道新夕刊に木下直之氏の「男性像 表現に苦心の跡」として本郷の作品を引用したコラムがあり、文中の「股間若衆」が印象深かった。




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(クリックでパノラマ写真)
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今朝の一枚、コカンワカシュウと、道新コラムの男性像表現苦心談についての、美術音痴の爪句読者の一人としてのコメントです。
本郷新の作品表現の意図が美術水準分野の一般論であれば特にコメントすることもないのですが、本郷新が「戦場に送られ帰らぬ人となった彼らの後輩にもう二度と軍服を着せたくないと考えた」。
この意図は当時、旧制中学4年に在学し終戦を目前にした時期に三沢の基地に志願入隊し「人の嫌がる軍隊に志願で出かける馬鹿もある」と揶揄された立場からすれば、今の日本の産学官の為政者は本郷新のこの言葉をどう考えているのか?」を問いたいのです。

  • 伊東 裕
  • 2012年07月18日 22:31

 ブログ子は開戦の年に生まれていて、戦争そのものの記憶がほとんど無いので、伊東さんが引用されているコラムに書かれていた、本郷新の「わだつみの声」の彫刻が何で裸体でなければならないのかの意味に思い至りませんでした。このコラムは「古今和歌集」にかけて「股間若衆」とダジャレを飛ばしているようで、見方は鋭いです。彫刻の股間なんていう、常人には思いも及ばないところに執着して調べるところなど、彫刻鑑賞では先を行っている先達であると脱帽です。ブログ子は世の中の表層をなぞっているだけだ、と反省しきりです。

  • ブログ子
  • 2012年07月19日 01:22
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