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以前はくりの毬が大きくなってからやっと気が付き、花の存在は殆ど知らないで居りましたが、2011年9月18日の今朝の1枚は、これまで感銘を受けた多くの爪句の中で今も上位に位置しております。
「毬の棘大きくなりて夏を射し」と更に中国語表記の「毬之棘漸大之時刺退夏」です。
「棘が夏を刺し退散させて、秋を呼び込む」とのご説明です。
多分「札幌の秘境」にも「北海道豆本seriesの既刊16冊」にも収録されていないように思いますが、私にとっては、かすかな記憶を辿って感銘を受けた銘句に辿りつく楽しみは計り知れません。
若しも離れ小島に持参を許される一品を選べと決断を迫られたなら躊躇なくコンパクトな豆本一式16冊を選ぶと思います。
伊東さんの方が作者のブログ子よりも爪句を覚えておられるようです。「毬の棘大きくなりて夏を射し」はブログ子も記憶しています。爪句も一生懸命作句すればそれなりの句もできそうですが、最近は多作駄作を続けています。
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先生の銘句多作の源泉は何だろうかと問われれば、先日の街路樹根元の満開のラベンダーへの私のコメントについて「真駒内地区の街路樹で今年一番多い樹種はラベンダーなりと喝破した余人の追従不可能な並外れたウイットセンスにあり」と、心底脱帽ものです。
最近は新しい物事や名前を覚えることが難しくなって来て、その対処の仕方として関連付けで覚えていく方法の採用です。人の名前なんかもこれでやっているところがあります。関連付けをやるとラベンダー ->木 ->街路樹 ->街路で良く見かける ->一番多い街路樹 とかいった連想になります。まあ、記憶力が鈍った分を連想力を使っている結果の成果とも言えそうです。