2013年01月21日
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確かに樹上に積もった雪がお供え餅に見える人は自然の匠を理解する感度の高さとか気分的ゆとりを保持しているといっていいだろうと思うのですが、さらにこの上にみかんを載せる発想こそが爪句発想の真髄のように思います。
更に付け加えるならば苦吟ではなく当意即妙であることがなんとも言えない味わいで、当意即妙が軽妙なWIT性を基底にしているところに、爪句の類例を見ない世界を形成していると思う訳です。
その流れで秘境作家先生が使用している「坊主」について古典の文芸作品における用例を探索しましたら、これだけでも奥行きの深さに圧倒されました
昨日の北海道の本で著者名のペンネームについて再考した結果ですが、北海道の本欄に目を通すほどの読者ならば、軽妙洒脱の対極にあるはずの「曲」は誤植でも何でもなく寧ろ大方読者の心を捉えるペンネームと遅まきの実感です。
敢て本名を併記しないところが寧ろ本の売れ行きに大きく貢献しているとの結論です。
先日の豆本シリーズ19号は2012年10月30日の初版発行日ですから鮮度が落ちているとコメントしており私もそう思います。
本に限らず情報は鮮度が命ですね。
伊東さんがコメントされたように、今日の一枚は考え抜いたとか、前々から狙っていたとかいった写真ではなく、窓越しに見えた雪の塊がお供え餅に似ていて、お供え餅ならみかんが必要だ、ではガラス窓に手書きのみかんを貼り付けて、写真を撮ったら面白かろう、といった成り行きです。みかんの絵を描いて写真を撮るまで10分間ぐらいの作業です。予想もしなかったことで、日々このような思いもかけない状況に出くわすを楽しんでいるところもあります。
雪にみかんの色が映えますね。
雪が深いですがお気をつけてください。