2013年06月05日
道新文化センター講座2013年春7回目
講座の7回目は「ばんけい峠のワイナリー」である。地下鉄東西線円山駅に集合で、ここから盤渓バスで行く。峠のワイナリーのバス停で降りるのを間違い、盤渓小学校のところで降りて、バスの1区間を歩いて戻る。
札幌にある三つのワイナリーの一つであるこのワイナリーは、田村修二御夫妻が経営する、札幌における個人規模のワイナリーの嚆矢となるものである。まずはブドウ畑を見学させてもらう。
田村氏がブドウ畑で色々説明される。毎年雪でブドウの木が折れたりするので、春にはそのケアが大変だ、との話である。ブドウの木を支える支柱が雪で傾いている。
(ばんけい峠のワイナリーのブドウ畑)
ブドウの木の剪定や剪定をしないブドウの木はどうなるか、等々の説明がある。ハスカップやアロニアの栽培も行われていて、これらからも果実酒が造られている。ブドウ畑近くに自生する山ブドウの木もワイン用に利用されている。
ブドウの木の大敵は野ネズミだそうで、冬の間雪のトンネルを掘ってネズミがブドウの木の皮を食べてしまい、木が枯れる被害に合っている、とのことである。
サニールームのテラスでワインの試飲やワイナリーで作られているチーズの試食である。チーズは、これもワイナリーで作っているライ麦のパンと合わせて参加者全員で食べる。素朴な味である。
このワイナリーで造られていて、2種類のチーズの食べ比べである。チーズ通であれば何か書けるのだろうが、書くほどの知識を持ち合わせていない。チーズはワインに合っている、ぐらいのコメントは書ける。
山ブドウの系統の木から造られてた赤ワインやリンゴ酒であるシードルを皆で試飲する。飲むことばかり考えていて、ワインの写真を撮るのを忘れてしまった。空になったボトルとグラスを撮る。田村夫人手製のガレットなどが出される。旬の山菜が挟み込まれたもので、ここでなければ味わえない一品である。
峠のワイナリーを辞して、バスの1区間を歩いて大乗院に行く。ここで世界一の大鏧を見る。参加者は、この巨大鏧を釣鐘を突く要領で打ち鳴らしていた。一度鳴らすと1分30秒ほど音を出し続ける。
大乗院のバス停から盤渓バスに乗り込み、朝の集合場所の地下鉄円山駅に戻る。
- by 秘境探検隊長
- at 15:39
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