2013年06月12日
道新文化センター講座2013年春8回目
道新文化センターの都市秘境散策講座の8回目は小樽である。JR小樽駅集合で、歩いて小樽ハリストス正教会にゆく。教会は緑町の住宅街にあり、十字架があるので教会とわかる。十字架はキリスト教会のものとは異なっている。この十字架の意味するところなどを教会内で聞く。因みにハリストスとはギリシャ正教でキリストを意味する。
見学を依頼してあったので、教会の礼拝堂で信者の方々が出迎えてくれる。礼拝堂にはイコンが飾られてある。イコンはハリストス正教会の特徴を表している。信者の方が説明しているところをパノラマ写真撮影である。
イコン画家で有名な山下リンの作品も飾られている。
(山下リンの制作のイコン)
教会を辞して、すぐ近くにある「森ヒロコ・スタシス美術館」を見学する。休館日であったが、森先生は以前から知っており、森先生に館内の作品や、美術館になっている昔の質屋の石蔵を説明してもらう。森先生はこの石蔵の質屋で育って、生家の有効利用で、質草に代えて、ご自分の作品を展示する美術館を開いている。
美術館の玄関ホールにはこの美術館で展覧会を開いた造形作家のヴィルコンが残していった(美術館が購入した)作品が並べられていて、見ていて面白い。
石蔵の1階と2階が展示室になっていて、スロバキアの天才画家ブルノフスキの作品も展示されている。ブルノスキは故人となっており、この作家の作品がこれだけまとまって所蔵しているのが、この美術館の売りでもある。
作品を一通り見た後で、森先生が銅版画の作り方を講義してくれる。お話を聞くと銅版画をしてみたくなる。
美術館からさほど遠くないところにある小樽市能楽堂を見学する。この能楽堂は元は岡崎家のものであったのが、小樽市に寄贈され、能楽愛好家らによって使われている。この後はJR小樽駅で解散であるが、小樽観光につなげた参加者は、それぞれ思い思いのところに行ったようである。
- by 秘境探検隊長
- at 21:21
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