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2014年01月24日

HPFhito38・ソチオリンピックの聖火トーチを持つ高橋はるみ北海道知事

 昨年(2013年)の11月下旬に、筆者の「北海道功労賞」受賞祝賀会が全日空ホテルで行われた。その時の司会者が「札幌人図鑑」主宰者の福津京子さんである。福津さんとの立ち話で、「札幌人図鑑」500回目は高橋はるみ知事がゲストだと知った。忙しい知事を、私設動画サイトのインタビューに登場させるとは、福津さんは大した行動力の持ち主である。
 この「パノラマ写真風土記-人物編」は「札幌人図鑑」をヒントにしていることもあって、これは知事のところまで行ってパノラマ写真を撮らねばと思った。功労賞の道主催の祝賀会で知事のパノラマ写真をとってはいるけれど、同一のパノラマ写真に、知事が二人写っている。面白いけれど、やはり写真を撮る目的で撮影したものがほしい。
 ただ、福津さんと同様、組織を背負っていない身分で、大した用事でもないことで知事と接触するのは難しい。功労賞の贈呈式に関連して、道庁内で連絡窓口になったところに依頼してみる。しかし、庁内で知事がパノラマ写真撮影に応じる場所はない、との断りの返事が返ってくる。
 年が明け、北海道IT推進協議会新年交礼会に知事が短時間出席した機会を捉えて、パノラマ写真撮を知事に直接依頼する。いとも簡単にOKということになった。この時、JR北海道相談役坂本真一氏が自殺したらしい、という情報は交礼会に出席していたほとんどの人は知らなかったはずである。筆者も知らなかった。が、知事には伝わっていたはずで、そのせいか予定の時刻をずらしての知事挨拶になった。生きておられたら、面識のある坂本氏にもパノラマ写真の被写体に、と何となく考えていたこともあり、この事件には非常に驚いたし、残念でもある。
 知事ともなると、北海道のキーパーソンの動静から、筆者の訳のわからないような依頼まで、同時進行で処理しまければならない。知っていても何事もなかったかのように振る舞わねばならぬこともあるだろう。知事職とはストレスのかかる、なかなか大変な仕事であるのには違いない。
 高橋知事のパノラマ写真撮影は知事応接室で行われた。まずパノラマ写真がどういうものかの説明のため、スマホでQRコードを読み込んでパノラマ写真を示す。座っての撮影は面白味に欠けるので、寄贈品を手にしてもらっての撮影である。知事が手にしているのはソチオリンピックの聖火トーチで、汚れ具合からみて、多分北海道内のリレーで使われたものだろう。不死鳥「火の鳥」の羽をデザインしたものである。写真のアングルが適当でなかったのでデザインを今一伝えることができない。今回の世界を巡る聖火リレーでは、火を消したトーチだけが国際宇宙ステーションまで運ばれ、地上に戻ってきている。
高橋知事は寄贈された縄文太鼓も叩いてみせてくれる。これもパノラマ写真に収めた。多分、重要案件を処理したり、大切な面会者もあったりで、パノラマ写真撮影に割く時間も限られている。挨拶や説明を加えて、3枚のパノラマ写真を撮って10分間程度で終える。手持ちのカメラで撮るパノラマ写真は、下手をすると出来損ないの写真となる。プロのパノラマ写真家でないからその点は気楽なところがあるのだが、プロならこれはストレスの貯まる仕事だろう。
 最初の話に戻って、「札幌人図鑑」でご自分語っていた高橋知事の健康法は、規則正しい生活で、三食をしっかり食べ、充分な睡眠を取ることだそうで、これは健康の正攻法の着実な実行である。知事職もその延長上で、奇を衒ったことは避け、正攻法でやっておられるのだと感じた。


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(ソチオリンピック聖火トーチを持つ高橋はるみ知事)

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