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2015年06月03日

道新文化センター講座第7回目

 今回の都市秘境散策は北大構内の秘境的場所を歩く。地下鉄南北線の北18条駅に集合で、ここから北大構内に向かう。エルムトンネルの上を渡り、獣道みたいなところを通って、北大遺跡庭園に出る。オオハナウドの草丈のある白い花が咲いている。竪穴式住居跡はこの草藪の中で見つけるのは不可能である。

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(北大遺跡庭園に続く獣道)

 遺跡庭園と陸上競技場に接した位置にある北大山岳館を訪れる。北大山の会と北大山岳館のメンバーの中村晴彦氏より山岳館建設の経緯や北大が管理している山小屋の説明を聞く。空沼岳の空沼小屋は老朽化で閉鎖中であったけれど、来年再建に着手の予定で新しい山小屋になるそうである。大学の山岳部に入部する部員が全国的に減ってきているそうで、その理由を中村氏が話してくれる。



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(山岳館会議室で説明中の中村氏:パノラマ写真)

 山岳館の2階にはOBの残していったピッケルやアイゼンが展示されていて、過去のピッケルにまつわる話などを聞く。山岳部は元々スキー部と一緒の団体で、それが分かれて現在に至っている。その関係もあり、古いスキーが山岳館内に展示されている。

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(山岳館2階)

 山岳館玄関のところで記念撮影となる。なお、山岳館は毎週水曜日と土曜日には開館していて一般の人も自由に見学ができるとのことであった。

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(山岳館前での記念撮影)

 北大山岳館からすぐ近くの北大恵迪寮に行く。6月1日で寮の執行部が交代とのことで、前寮長(?)が説明をしてくれる。かつて寮生であった筆者も補足説明。

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(共用棟での説明)

 炊事室には男子学生が炊事の最中であった。クループに分かれ、炊事当番を順番に交代しながら夕食を自炊しているそうである。今時の学生は寮生時代に料理を覚えるのである。なお、恵迪寮は女子寮も含まれていて、女子学生も居住している。女子学生と男子学生の作る料理はどちらが美味いのだろうか、などと考えてしまう。

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(炊事室)

 寮の重要な事項を決める会議室は物が散乱していた。ここでは会議をすることと看板制作が並行して行われている場所のようである。

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(会議室)

 会議室の隣の小部屋が演奏練習室になっている。防音壁になっていて、特注なのかと思って良く見ると、壁には卵を入れるケースが取り付けられている。これには唸ってしまう。卵入れケースは消音効果があるのだろうか。あるとすれば驚くべき創意工夫である。

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(卵入れケースで消音効果を出した楽器練習室)

 恵迪寮から近くにある学生サークル会館に行き、クラーク先生の島松駅逓での別れの名場面のレリーフを見る。

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(クラーク先生離別のレリーフ)

 学生サークル会館からは歩いて帰路につく。途中、建立当事者として楡影寮記念碑の説明などを行う。北13条のイチョウ並木まで来て、ここで解散となる。


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