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2015年11月16日

S52稚内港北防波堤まで延びていた宗谷本線

 北海道とサハリン(樺太)を結ぶ鉄道連絡船が運行していた時代、稚内駅から線路が稚内港の北防波堤まで延びていた。稚内駅の構内仮乗降場の扱いの「稚内桟橋駅」が設けられ、乗客は北防波堤のドームを歩いて連絡船に乗り込んだ。桟橋駅までの線路の記憶を留めるため、稚内駅舎の正面に線路と列車止めがある。列車止めの先を歩いて北防波堤のドームに達する。エンタシス状の柱40本に支えられた高さ14 m 、長さ427 mのドームは現在見ても圧巻である。宗谷本線を走ったSLの動輪がドーム近くに置かれている。

列車止め 過去の賑わい ここで止め


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動輪や 記憶の風化 抗したり


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