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2016年04月14日

道新文化センター講座2016年第1回(4月13日)

 4月13日は道新文化センターの「身近な都市秘境を歩いてみよう」の2016年春コースの初日である。2007年秋に始まったこの講座は10年目を迎え、通算13回目になる。初回からのリピータはいないけれど2回目あたりからのリピータは参加していて、毎年同じところに行かないようにスケジュールを組んでいる。ただ、毎回の初日は道新文化センターのビルに集合してから出発なので、歩いて行ける都心部となると、これまで訪問したところと重なる場合もあり、市庁舎も以前に訪れた事がある。それでも新しい見学場所を探して行くように企画した。
 市庁舎の見学は市職員のS氏に全面的にお世話になった。市庁舎のロビーまでS氏は出迎えてくれ、10階にある市長、副市長室の並んでいる待合室に飾ってある札幌市栄誉市民の肖像画を見学する。肖像画の写真を撮るのを目的にしていたが、見学者を引率していてはその目的は十分達せられなかった。栄誉市民の第1号の宮部金吾博士と最後の板垣武四元札幌市長の写真を載せておく。

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(札幌市栄誉市民宮部金吾博士)

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(札幌市栄誉市民板垣武四元札幌市長)

 次に18階にある札幌市議会の傍聴席で、議場を見下ろす席で担当者から市議会全般にわたる説明を聞く。議員の定員は68名で、現在は死去により1名減って67名である。議場には秋元克広市長、町田隆敏副市長の名札があって、辛うじて読める。お二方も顔見知りで、筆者から見ると若い世代が市の舵取りをする時代になっている。傍聴席に来なくても、市議会の様子はインターネットでも見ることができるそうである。

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(傍聴席から見た札幌市議会議場)

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(札幌市議会の説明を聞く参加者)

 札幌市庁舎の最上階は19階で、以前ここに本格的な茶室があった。筆者の「都市秘境」に関する諸々の原点になった場所である。しかし、今はその茶室は無くなって、市長の記者会見場になっている。秋元市政が発足してから1年が経ち、札幌市の現状とこれからの市の向かう方向等につき「札幌市まちづくり戦略ビジョンアクションプラン2015」の冊子で担当者から説明を受ける。人口問題を始めとして、札幌市を取り巻く環境が転換点にあって、これからの市の政策がどこに重きがおかれるのか、短時間に説明してもらう。


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(市長記者会見場で説明を聞く参加者・パノラマ写真)

 市庁舎の見学を終えてから札幌国際プラザに行く。担当のI氏が説明してくれる。国際プラザは公益財団法人で「多文化交流部」と「コンベンションビューロー」の二つの組織の柱がある。それぞれでどんな事業が行われているのかスライドによる紹介があった。国際プラザの活動は多くの無償ボランティアで支えられていて、今後外国人が観光でもビジネスでもあるいは居住者として札幌に来るのが増えるのを見越すと、国際プラザの重要性が増し、ボランティアの役割も拡大する。

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(スライドによる札幌国際プラザの紹介)

 説明後、実際に活動が行われているロビーを見てまわる。寄贈された打掛が展示されていて、これを羽織って写真撮影ができると説明されていた。


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(札幌国際プラザのロビーとオフイス・パノラマ写真)

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