2016年05月27日
駅前の松に反語の「迎客松」を連想する下徳富駅
中国黄山に「迎客松」の言葉で呼ばれる松がある。奇峰を背景に片側に枝を延ばす松の姿が客を迎えるように見えることからこの名前がついている。道内の昔の面影を残す駅には駅前に松の木が植えられていて、その松が大きな木になっているのを見かける。下徳富駅もそんな駅の例で、客が出入りするところにある松なので「迎客松」の言葉を連想する。しかし、1日往復2便の列車を利用する乗降客がこの駅を利用するとも思われず、松が客を見ることはない。松の木だけは年々大きくなって、ホームから眺める駅舎の屋根を越えて見える。(2012.9.22 撮影)
- by 秘境探検隊長
- at 08:37
comments
思い起こすと、駅前に松の木の駅!有りました♪
パノ鉄本舗で再確認してみたいものです。
駅前に松の木とは、どのような願いがあったのでしょうか?北海道内465駅の松の木の割合は?日本国全部のJR駅舎の松の木の割合は?
由利高原鉄道では桜の木が記憶にあります。
駅と樹木!私にはわからない先人の何かの願いがあるのでしょうね♪
駅前の松は多分目印の意味が一番なのではないかと思います。風雪に耐え雪の中でも青々とした葉が見え、北国の目印には向いた樹です。日本人の松を配する美意識によるのかも知れません。松の木が残って、駅が消えていくのは寂しいですね。