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2016年06月16日

道新文化センター講座9回目・小樽深川硝子工芸

 道新文化センターの講座の9回目6月15日で訪問先は小樽です。JR小樽駅に集合で、小樽観光大使の光合金製作所会長の井上一郎氏にも講座参加者と一緒に小樽駅から歩いていただきました。
 手宮線跡に接してある小樽文学館横に新しく設置された小樽在住の彫刻家鈴木吾郎氏の彫刻「少女十六歳」を見ました。
 さらに歩いて「出世前広場」に到着で、ここで「小樽歴史館」を見学です。 

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(出世前広場)

 「小樽歴史館」には光合金製作所を紹介するパネルがあり、三代の経営者の写真が展示されています。その二代目の井上一郎氏自ら、自社の開発製品や他の小樽の企業の成り立ち、企業人の解説を行っていただきました。

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(小樽歴史館内で解説する井上氏)

 「小樽歴史館」から歩いて小樽港近くにある深川硝子工芸に行きました。社長の出口新一郎氏が出迎えてくれ、同社で仕事をしているご子息と一緒に工場内を案内していただきました。

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(ガラスの原料倉庫を案内する出口氏)

 ガラス製品を実際に作っている工場現場を案内していただきました。耐火煉瓦で出来た炉の中でガラスを溶かし、その塊を吹き棒に取って息で成型して行きます。冷ましたり熱したりを繰り返し、別のガラスと融着させたりして最終的な形ができます。炉からの熱を受けての作業で熱く、見学している方も汗がでます。

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(溶けたガラスの成形作業)

 成形されたものを徐々に冷やしてから余分な部分をカットします。切り口を滑らかにするため砥石で尖った部分を除いてゆきます。切り口を熱して滑らかにする「口焼き」の方法もあります。

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(口焼き作業)

 切子を製作しているところも見学させてもらいました。切子職人は予想に反して若い女性で、東京で切子職人の腕を磨いて現在の仕事をしているそうです。切子職人は現在この女性一人と聞きました。切子はダイヤモンドを含んだやすりでガラスの表面を削って、下地のガラスの透明な部分を削り出していく作業で、大量生産ができないものです。

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(切子の製作現場)

 「深川硝子工芸」社を辞してから出世前広場に戻り、マオイ酪農会館内のレストラン「惣吉」で希望者が昼食を摂りました。レストランになった建物は長沼町マオイに建築された酪農会館を小樽に移築したものです。ここで「たちかま料理」を賞味しました。

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(マオイ酪農会館内のレストラン「惣吉」)

 マオイ酪農会館の2階は宿泊施設になっており、宣伝があまりされておらず、隠れ家的旅館になっています。内装もレトロ調で、多人数で泊まると宿泊料も手ごろです。札幌でホテルの空がないような時には穴場的宿屋です。ここではパノラマ写真を撮りました。



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(マオイ酪農会館内二階の宿泊施設・パノラマ写真)

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